Puppet Enterprise 2017.2

分割インストールは大規模環境で基本となるインストールタイプで、20,000台を超えるノードの管理に使用できます。 これほど多数のノードを管理しない場合、モノリシック(またはコンパイルmasterを使用したモノリシック)インストールタイプを推奨します。

Puppet Enterpriseのインストール: 分割インストール

テキストモードでPuppet Enterpriseの分割インストールを実行する場合、コンポーネントをインストールする各マシンにインストーラとpe.confファイルを転送します。

PEインストーラはべき等性のインストーラです。つまり、結果に影響を与えずに、必要に応じて何度でも実行することができます。 インストール中にエラーが生じた場合は、修正してもう一度インストーラを実行することができます。

以下に指定するとおりの順序でコンポーネントをインストールすることが非常に重要です。

  1. Puppet masterのインストール。
  2. PuppetDBのインストール。
  3. Puppet Enterprise Webコンソールのインストール。

インストールを始める前に

Puppet masterのインストール

Puppet Enterpriseの分割インストールを設定する場合、はじめにPuppet masterをインストールします。

  1. tar -xf <TARBALL_FILENAME>を実行してtarballを展開します。この手順を実施するには、/tmpに約1 GBの空き容量が必要です。
  2. インストーラのディレクトリから、インストーラを実行します。 インストール手順は、どの方法を選択するかによって異なります。

    • インストーラでpe.confのコピーを開き、それを編集して使用する場合は、-cフラグを用いずにインストーラを実行します。

      sudo ./puppet-enterprise-installer
      
    • 以前に生成したpe.confファイルを使用する場合は、pe.confファイルを指す-cフラグを用いてインストーラを実行します。

      sudo ./puppet-enterprise-installer -c <FULL PATH TO pe.conf>
      

      警告:事前生成済みのファイルを使用する場合、以下のステップに記載するとおりにパラメータを正しく設定していることを確認してください。

  3. -cフラグを使用せずにインストーラを実行した場合、プロンプトが表示されたら[text-mode]を選択します。

    これにより、テキストエディタでpe.confファイルが開きます。このファイルをお使いのインフラに合わせて編集し、必要に応じて任意のテキストモードインストールのオプションを追加することができます。

  4. 以下のパラメータを設定します。

    重要: パラメータ値にシングルクォーテーションを使わないでください。 例に示したように、ダブルクォーテーションを使用してください。

    注:以下の例で、<FQDN>はサーバーのFQDNを指します。 例えば、パラメータと値を次のように指定します。"puppet_enterprise::puppet_master_host": "master.example.com"

    パラメータ
    "console_admin_password": "<PASSWORD>"— Puppet Enterprise Webコンソールのログインに使用したパスワードで、<PASSWORD>を置き換えます。
    "puppet_enterprise::puppet_master_host": "<FQDN>"— Puppet masterをホストするノードの<FQDN>を入力します。
    "puppet_enterprise::console_host": "<FQDN>"— Puppet Enterprise Webコンソールをホストするノードの<FQDN>を入力します。
    "puppet_enterprise::puppetdb_host": "<FQDN>"— PuppetDBをホストするノードの<FQDN>を入力します。

    警告:分割インストールでは、Puppet masterに"%{::trusted.certname}"値を使用しないでください。

  5. 外部PostgreSQLサーバーがある場合、「pe.confパラメータリファレンスの外部PostgreSQLパラメータ」を参照して、pe.confにパラメータを追加します。

  6. ファイルを保存し、テキストエディタを終了します。

    これにより、インストールが開始されます。

  7. インストールが完了したら、Puppet Enterpriseインストーラとpe.confファイル(/etc/puppetlabs/enterprise/conf.d/内に生成済み)を、PuppetDBノードとして使用するサーバーに転送します。

PuppetDBのインストール

分割インストールでは、Puppet masterのインストール後にPuppetDBをインストールできます。

インストールを始める前に

  1. tar -xf <TARBALL_FILENAME>を実行してインストール用tarballを展開します。この手順を実施するには、/tmpに約1 GBの空き容量が必要です。
  2. pe.confパラメータpuppet_enterprise::puppet_master_host"%{::trusted.certname}"に設定されている場合は、値をPuppet masterのFQDNに変更します。
  3. インストーラのディレクトリから、sudo ./puppet-enterprise-installer -c <FULL PATH TO pe.conf>を実行します。
  4. インストールが完了したら、Puppet Enterpriseインストーラとpe.confファイルを、Puppet Enterprise Webコンソールノードとして使用するサーバーに転送します。

Puppet Enterprise Webコンソールのインストール

Puppet masterとPuppetDBを分割インストールにインストールした後、Puppet Enterprise Webコンソールをインストールできます。

インストールを始める前に

  1. tar -xf <TARBALL_FILENAME>を実行してtarballを展開します。この手順を実施するには、/tmpに約1 GBの空き容量が必要です。
  2. pe.confパラメータpuppet_enterprise::puppet_master_host"%{::trusted.certname}"に設定されている場合は、値をPuppet masterのFQDNに変更します。
  3. インストーラのディレクトリから、sudo ./puppet-enterprise-installer -c <FULL PATH TO pe.conf>を実行します。
  4. インストールが完了したら、「すべての分割ノードでのPuppetの実行」に進みます。

すべての分割ノードでのPuppetの実行

分割インストールを完了するには、分割インストール内のすべてのノードで、以下の順序どおりにPuppetを実行します。

  1. Puppet masterノードでPuppetを実行します。
  2. PuppetDBノードでPuppetを実行します。
  3. Puppet masterノードでPuppetをもう1回実行します。
  4. Puppet Enterprise WebコンソールノードでPuppetを実行します。

テキストモードインストールのオプション

テキストモードでインストーラを実行する場合、追加のフラグを渡してインストールを制御することができます。

pe.confファイルを指定したテキストベースインストールのシンタックスは、次のようになります。

sudo ./puppet-enterprise-installer -c <FULL PATH TO pe.conf>

-cオプションを使用する場合、pe.confファイルをフルパスで指定する必要があります。 これを省略すると、コマンドが閉じてエラーメッセージが表示されます。

-cオプションを使用する場合は、以下のオプションを用いることもできます。

オプション 定義
-D インストーラによりデバッグ情報が表示されます。
-q インストーラがクワイエットモードで実行されます。インストールプロセスは表示されません。インストール中にエラーが生じた場合には、コマンドが終了してエラーメッセージが表示されます。
-V きわめて詳細なデバッグ情報が表示されます。
-h インストーラによりヘルプ情報が表示されます。

PATHへのPuppet Enterpriseバイナリの追加

Puppet Enterpriseは、ツールおよびサービスと対話するために多数のバイナリをインストールします。 これらのバイナリをデフォルトパスに含める必要があります。

  1. これらのバイナリをデフォルトの$PATHに追加するには、プロファイルに手動で追加するか、または以下を実行します。

    PATH=/opt/puppetlabs/puppet/bin:/opt/puppetlabs/server/bin:$PATH;export PATH
    

Puppet Enterpriseは、ツールおよびサービスと対話するために多数のシンボリックリンクをインストールします。 必要に応じて、 デフォルトのHieraファイルに設定を追加すると、シンボリックリンクを無効化できます。

  1. デフォルトのHieraファイルに以下の設定を追加します。

    puppet_enterprise::manage_symlinks: false
    

関連リンク

Back to top